[VirtualBox][Tips] Bridged Networkでブリッジ接続が簡単に

Linuxのちょっとした試験用のサーバ環境を作りたいときなど、マシンを用意せずにいつものデスクトップPC内で仮想的に準備できてしまう仮想化ソフトウェアは非常に重宝しますよね。

そんな仮想化ソフトウェアでお気軽に試せるものとして私が個人的に気に入っているのが「VirtualBox」です。動作も安定していますし速度もそれなりに出ます。

ただ、ちょっと面倒なのがネットワーク関連の設定です。

たとえば試験用のLinuxサーバをVirtualBoxで作りたい場合、仮想化環境(ゲストOS)からインターネットに接続できるようにする必要もありますし、外部(ホストOSやそのネットワーク内のマシン)から仮想化環境にアクセスできるようにする必要もあります。

ちょっと前までのVirtualBoxでは、VirtualBox用のホストインターフェースというのを作成し、通常のネットワーク接続(有線LANや無線LAN)との間にブリッジ接続を作成しなければなりませんでした。しかも、無線LANとのブリッジはうまく機能しないことが多く、ノートPCなどで無線LANで外部に接続している場合などに不便でした。

最新のVirtualBox(2.2.4で確認)では、仮想化環境のネットワークに関する設定に、「Bridged Network」というのが追加されていて、これを使うと上記の「ホストインターフェースを作って通常の接続とブリッジする」ような操作をより簡単に行うことが出来ます。さらにうれしいのが、無線LANとのブリッジもきちんと動作することです。これによってVirtualBoxはさらに便利になったと思います。