月別: 2008年4月

とあるテレビ番組で、ある映画の内容その他に関して、議論が交わされていました。この映画の内容の是非については内容を見たわけではないのでなんとも言えないのですが、メディア・リテラシー的な視点から、この番組の出演者の発言について気になるものがありました。

「この映画にはナレーションがつけられていない。事実のみを映像として淡々と流しているから特定の政治性はなく極めて中立だ」

というような内容の発言です。確かに、メッセージ性の強いナレーションを映像に付加することで、製作者の意図をより明確に伝えることはできるようになると思いますので、これがない分、そういったメッセージ性が薄まっているとみることはできるかもしれません。しかしながら「ナレーションがない」「事実のみを映像として流す」という２点は、内容の中立性を担保することにはなりません。

メディアの伝える内容には、当事者の悪意の有無に関わらず、何らかの偏向が必ず含まれるというのがメディア・リテラシーにおける考え方のひとつです。映画であれば、限られた時間の中に映像を収める、つまり、多くの映像の中から映画に採用する映像を選び出すという過程が必ず求められるはずです。全くランダムに機械的な選別などを行わない限りは、この過程自体に製作者の意図が必ず含まれてしまうのです。

特にドキュメンタリー映画などでは（一切のやらせなどがないと仮定すれば）映像として収められている内容は確かに事実のみと言ってもよいでしょう。しかし、その映像をどのように構成し、選別するかによって、製作者の意図が含まれるのです。逆に、そこにメッセージ性を含められないのであれば映画監督のモチベーションも半減してしまうのではとも思えます（私は映画監督をやったことはないので、そこは実感できませんが）。

メディア自身が、メディアとはこういうものだ、という定義・解釈を暗に示すときには、上記のような核心と思われる部分を隠すことが多いように感じられます。 メディア自身は、その成り立ちから、メディア・リテラシーについて正しく伝えられないジレンマを潜在的に抱えていると私は考えています。

いつまでもエイプリルフールのネタがトップというのもいけませんので、今日は少し真面目な話題を。

今日は、労災保険と社会保険関係の申請に行ってきました。

弊社オフィスのある大田区羽田旭町は、大田労働基準監督署、大田社会保険事務所の管轄になっているのですが、どちらも、自宅からオフィスまでの途中（JR蒲田駅と京急蒲田駅の間）にあります。ということで、両方の手続きを続けてしてきました。労働基準監督署は、大田区役所のそばにある雑居ビルに入居しているんです。公的な機関なのに民間の雑居ビルにあるっていうのは、結構意外です（と思ってるのは私だけ？）。

労災保険のほうは、妻に支払っている給料（妻には、経理事務やWebサイトのデザインなどをやってもらっています。このブログや弊社Webのデザインも彼女の手によるものです）に対するもので、弊社の場合は、支払い給与の0.45%を事業主が負担します。労災保険は、その年度の見込額を先払いし、年度末に実際の支払額に合わせて精算する方式（年末調整なんかがそれに近いですね）をとっています。ということで、本日、今年度分の見込額を支払ってきました。

社会保険のほうは、 自分の役員報酬の変更に伴い、社会保険料も変更されるため、その申告です。社会保険料の決定は基本的に年１回行なわれ、その額が年間通じて支払う額ということになるのですが、一定条件を満たす場合には、年の途中でも変更を申請できることになっています。

労働基準監督署は、誰も並んでいなくて、すんなり手続きが済みましたが、社会保険事務所のほうは５～６人待ちで、所員の人たちもとても忙しそうでした。

面倒ですが大事な手続き。役員１名なので全部自分でやっております。

報道関係者各位
プレスリリース

2008年4月1日

有限会社ナレッツエックス

==================================================================
覆面講師派遣サービスを開始
〜講師アイデンティティを均一化することで柔軟な講師サービス提供が可能に〜==================================================================

有限会社ナレッツエックス（東京都大田区、取締役社長：越中　智哉、以下ナレッツエックス）は、2008年4月1日より、IT系研修を対象とした覆面講師派遣サービスを開始します。

このサービスは、派遣する講師に覆面（マスク）を着用させる（*1）ことで、講師の氏名、年齢、性別、出身地などのアイデンティティ情報を受講対象者に明かすことなく研修を実施することが可能となります。さらに、着用するマスクを同一モデルに共通化することで、どの派遣講師に対しても、同様の講師スキルを有するかのような印象を受講者に与えることができ、人気講師・不人気講師間での受講者満足度のばらつきを均一化することも可能となるほか、不測の事態により講師の交代があった場合にも、受講者に講師の変更を意識させずに研修を運営することが容易となります。

近年、個人情報保護や内部統制などの法整備が進むにつれて、顧客の個人情報に加えて、研修講師の個人情報に関しても厳しい管理が求められるようになってきました。これに伴い、研修業務を委託されている講師から「自分の本名を受講者に言いたくない」「できれば、顔を明かさずに講師をしたい」などの声が多く聞かれるようになっています。また、研修業務においてよくみられる問題として、不測の事態などにより講師の交代が必要な場合でも、「急な交代は受講者に不安を抱かせる」などの理由で交代が実施されないケースがあり、「体調が悪くても休めない」「身内の不幸なのに忌引をとれない」「喉が潰れて声が出ないのに講師に立たされた」などの労使間トラブルが社会問題化しています。ナレッツエックスではこの点に注目し、派遣する講師に覆面を着用させることで、研修講師の個人情報を最大限に保護し、かつ、受講者に不安を与えない形での講師交代を可能とする講師派遣サービスを開始することといたしました。

派遣講師はそれぞれナレッツエックスが提供する覆面（マスク）を着用しており、氏名、年齢、性別、出身地などの個人情報は非公開となっております（*2）。複数日にわたる研修においては、事前の予告なく講師が交代することがありますが、覆面のデザインが共通となっていますため、講師間での差異が生じることはありません。派遣対象となる研修は主に集合研修を想定していますが、講師の覆面（マスク）デザイン、キャラクター設定、必殺技（*3）、タッグパートナー（*4）の有無などは顧客の要望に合わせてカスタマイズすることが可能です。

 

＜サービス名称および価格＞

サービス名称：覆面講師派遣サービス
価格：お問い合わせください

 

＜オプションサービス＞

・入場テーマ演奏サービス

内容：講義開始時に覆面講師が会場に入場する際に、入場テーマ曲を演奏します。入場時の覆面講師名のコールについても提供可能ですので、ご相談ください。

価格：お問い合わせください

 

・ヒール講師乱入サービス

内容：正規の覆面講師の他に、ヒール役の講師が講義中に乱入し、講師のマスクを剥がそうと試みます（講師のマスクが破損したり剥ぎ取られた場合、素顔を覆うためのバスタオルが必要となりますため、別途ご準備ください）。

価格：お問い合わせください

 

・凶器持ち込みサービス

内容：通常の指示棒、レーザーポインター、マーカーペンなどに変えて、フォーク、サーベル、チェーン、蛍光灯、有刺鉄線（蛍光灯、有刺鉄線については教壇の周囲に配置して利用）などを利用した研修を実施します。ご要望に応じて、有刺鉄線には電流爆破機能を付加することも可能です。サービス内容によっては講師が激しく流血することもありますが、研修内容には影響ありません。

価格：お問い合わせください

 

(*1) 研修中は講師は常に覆面を着用いたします。研修中に素顔を受講者に明かすことは、講師生命に関わるためタブーとされていますのでご注意ください。

(*2) 覆面講師の出身地は「不明」となっていますが、どの講師も日本語での講義が可能となっております。

(*3)「その講師ならではの技能」を意味する単語で、代表的なものには「ホワイトボードを一切見ずに字を書く」「受講者コードのタイプミスを一瞬で発見する」「居眠りしている受講者にマーカーペンを投げつけ命中させる」などがあります。

(*4) 「アシスタント講師」を意味する単語で、研修においては、講師をサポートし、受講者人数が多い場合などに受講者のフォローやアドバイスを実施する役割の講師を指します。

＜有限会社ナレッツエックスについて＞
2006年4月1日設立。IT系技術全般を対象としたユニークな教育、研修サービスを提供。
URL: http://www.nalets-ex.jp/（Webサイトは現在準備中です）

■本件に関するお問い合わせ先

有限会社ナレッツエックス
E-mail: inquiry@nalets-ex.jp（メールアドレスは現在準備中です）