[会社][研修][Rails] 研修コンテンツの改訂

来月、再来月と、弊社「Ruby on Railsインストール道場(1)開発環境構築編」と「Ruby on Railsインストール道場(2)運用環境構築編」が開催されますが、このコースはもともと昨年の夏から開始したものです。たったの1年ちょっとではありますが、Railsやその周辺ツールのバージョンもかなり上がっています。ということで、研修コンテンツも改訂に着手しています。

これらのコースの場合、インストール手順書がかなり充実している(細かな説明とインストール時の豊富なスクリーンショット)ため、ツール類のバージョンが上がりますと、説明文もさることながら、インストール時の画面のスクリーンショットもほとんど全て取り直しになります。「開発環境構築編」のほうは、ほぼ取り終わったのですが、数えてみますと、スクリーンショットの枚数は100枚を超えていました。

主に「開発環境構築編」では、Railsのバージョンアップ(2.3.4対応)と、NetBeansのバージョンアップ(6.7.1対応)が大きいところです。「運用環境構築編」では、Capistranoのバージョンアップ対応が大きいと予想しています。

なるべく新しい環境でインストール方法を知りたい方は、是非、これらのコース受講もご検討下さい!

[雑記] ウェットシェービングとドライシェービング

私がひげを剃るようになったのは、確か中学生くらいのときだったような気がします。ひげのことなので、父親にガイドしてもらうのが普通なのかと思うのですが、当時は母が電気カミソリを買ってきたような気がします。

以来、数台の買い換えがあったものの、基本的にはずっと電気カミソリでひげを剃ってきました。電気カミソリでないのは、床屋さんに行くときくらいです。

しかし、その間もずっと、漠然とですが「電気カミソリでないほうのひげ剃り」に対して、興味というか「どっちのほうがよく剃れるのか」を確かめてみたいというような気持ちはありました。

そう思いつつもトライはしないまま、ひげ剃り歴も20年近くになろうとしていました。

そんな私ですが、最近ついに、いわゆる「T字カミソリ」的なものを買ってきまして、電気カミソリ以外のひげ剃りにトライし始めました。

無知な私は全く知らなかったのですが、いわゆる電気カミソリを使うひげ剃りのことを「ドライシェービング」、T字カミソリ的なものを使うひげ剃りのことを「ウェットシェービング」と呼ぶのですね。どうりで、風呂上がり後に電気カミソリを使うと、あまり剃れないはずです・・・。

そんなわけでウェットシェービングにトライし始めた私ですが、いきなり日常のひげ剃りをこれに切り替えるのは何かとリスクもありそうです(口の周りが血だらけで客先とか研修会場に行くわけにもいきません)ので、夜、風呂に入るついでに試したりとか、休日に試したりとかというところから始めています。

ただ、道具が安いからか私の肌が弱いからかやり方が下手だからなのかわかりませんが、一回剃ると、だいたい数カ所は血が出てしまいますね。蒸しタオルをあてて、傷薬を塗れば早く止まるというのをネットで調べて知りまして、これで事なきを得てはいるのですが、もっと上手くできるようになりたいものです。

[会社][研修][Rails] 今日からRails研修講師です

今日から3日間、Rails研修の講師です。ちょっとしたことではありますが、今回の会場は自宅から近く、朝の時間に若干余裕があるのが、嬉しいポイントだったりします。

思えばRailsの研修講師を最初にさせていただいたときは、Railsのバージョンは1.2くらいだったような気がしますが、今回の研修のバージョンは2.3.3です。かなり、仕様がかわっているところもありますが、意外と大筋ではかわっていないという感じもします。

あまりにも変化が大きすぎると、研修講師の準備も大変なのですが、この研修の場合、昨年の冬に2.1(だったかな?)で一度実施したことがあるため、基本的にはそのときとの差分で内容確認するだけでよい感じでした。

ただ前回は後半の内容のコーディングがヘビーで、時間をかなり超過してしまったという反省があるので、ここを上手くコントロールしていけるように気をつけたいと思っています。

Rails研修に関しては、弊社でも「Ruby on Railsインストール道場(1)開発環境構築編」「Ruby on Railsインストール道場(2)運用環境構築編」というコースも開催していますので、是非、ご検討下さい。

[雑記] 大手町と大井町

今日は、大手町にてとあるお客様と打ち合わせでした。実は、この打ち合わせに出かける前に、九州に拠点のある、これまたとある取引先(といっても、今の会社になってからは取引実績がないですが、前職時代に親しくさせていただいた)の方からお電話をいただき、九州から出張で来ているので夕方以降にお会いしたいと言っていただいていました。短期間の出張で、他にもいろんな取引先やお知り合いの方もいらっしゃるだろうところを、わざわざ私を選んでいただいて、とても光栄でした。

大手町の打ち合わせは午後3時からでしたが、終わり次第、お電話を入れて大井町の弊社オフィスにお越しいただく(私も大井町に向かう)という手はずでした。

大手町の打ち合わせが終わり、お電話をしてみると、「今、大手町にいます」とのお返事。なんという偶然!と思って、「あ、そうなんですか、でしたら数分で行けます!」と返したのですが。いや待てよ、この方は日本橋で別件のあと大井町に向かうとおっしゃっていたような気がする・・・いくら日本橋と大手町が近いと言っても、私が大手町にいるとはお知らせしていないし・・・と思い直して「今、大手町にいらっしゃるのですか?」と聞き直したら「いえ、大井町です」とのお返事。予定よりも早く別件が終了して、既に弊社オフィスのある大井町まで移動されていたのでした。

という、ただ、私が「大手町」と「大井町」を聞き間違えただけというくだらないお話なのですが、でもよく考えてみると、今まで「大井町」と「大手町」が似ていて間違えやすいだなんて、一度も思ったことがなかったなあと気づいたもので、こんなエントリを上げてみました。

とここまで書いて、そういえば、だいぶ前に「亀有」と「亀戸」を本気で間違って打ち合わせに遅刻したことがあったのを思い出しました。

皆さんは、間違いやすい地名って、何かありますか?

[会社][研修] 閑散期のお仕事

IT研修講師という業種は季節労働者のようなもの、と@ITのエンジニアライフでも書いたことがありますが、弊社も創業以来数年、そういう状態が続いています。春~夏の売上ボリュームが、1年を通じての売上の結構な割合を占めています。4~9月の売上額が、それ以外の6ヶ月の2倍あった年もありました。

つまり、今の時期というのは閑散期真っ只中なのですが、そんな時期の貴重なお仕事というのが、研修教材の作成や改訂のお手伝いです。業界全体が春~夏で忙しく稼働しているので、どうしてもそういった作業は秋~冬になってしまうんですね。また、春~夏で実施した結果を踏まえて、改訂するということもあるので、この時期になるというのもあります。

今日はそんな研修教材の改訂のお手伝いの話で、とあるお客様のところへ行ってきました。

教材の改訂といっても、ただ誤字脱字を直すとかそういう単純なものではないので、ご依頼いただけるということは、ある程度弊社の講師スキルをご評価いただけているということだと思っています。

ありがたいことです。

[Java][雑記] ガベージコレクション型人間

Java VMにはメモリの有効活用を行う手段として、「ガベージコレクション」という機能が備わっています。「ガベージ」は「ゴミ」で「コレクション」は「集めること」ですから、「ゴミ集め」というのが直訳になりますが、要するに、必要なくなったメモリ領域を開放(掃除)してまたその場所を使えるようにしよう、という仕掛けです。

この、ガベージコレクションを行うタイミングは、基本的にヒープと呼ばれるJava VM上のメモリ領域(プログラムで生成したインスタンスなどを格納する)が、あふれそうになると実施されます。つまり、本当に必要になるギリギリまでは掃除をしないという風にもとれますね。

私は、こう見えて(と、よく書いていますが実際どう見られているのかは実はよく分かっていません。血液型はA型と思われることが多いので、几帳面とかマメとか細かいとか、そういうイメージなのかと理解しています。ちなみに私の血液型はO型です)かなりの面倒臭がりなので、掃除とか整理整頓とか、そういったことは基本的に後回しにして溜め込んでしまうたちです。

で、どうしようもなくなる一歩手前になると、やおら掃除やら整理整頓やらを始めます。でも、始めると結構気が済むまでやってしまいます。Javaのガベージコレクションも、一度始まるとアプリを止めてまで徹底的にメモリを開放していきますので、なんかそういうところも似ているのかなと思います。

本当は定期的にそういったことをするのが好ましいのかもしれませんが、私の性格はどうも面倒なことはガベージコレクション方式になってしまうようです。

[会社][研修][Rails] 研修準備

来週、とあるお客様先でRailsの研修があります。だいたいの内容は昨年も同じ教材を使っているので、把握できているのですが、対象バージョンが2.3.3に上がっていることと、IDEがNetBeansに変更となっています。そのため、今日は変更内容を確認していく作業を実施しました。

幸いにして、NetBeansは普段からRailsの開発で使っています(Railsインストール道場でもNetBeansをベースに解説しています)ので、この点に関してはさほど苦労なく進めることができました。ただし、多くの機能はNetBeansの機能ではなく、コマンドベースで済ませてしまっているものも多いので、改めてNetBeans上のメニューで確認するところもいくつかありました。

Railsのバージョンが上がったことによる差異は、この研修教材の内容に関しては、さほど見られなかったようです。

とはいっても、内容が改訂されてからは初物であることには変わりないので、抜かりなく準備を進めたいと思います。

[研修] CompTIA CTT+についての紹介セミナー

今日、以前からお付き合いのあるお取引先から紹介されまして、標題のようなセミナーに参加してきました。

CompTIA CTT+というのはインストラクターのスキルを認定する資格です。正直なところ、こういった資格が存在していること自体をこのセミナーを紹介されて初めて知ったのですが、こういったニュートラルな資格制度(~社認定インストラクター、ではないという意味で)があるのはいいなぁと感じました。

私自身は、正直なところ資格的なものはあまり好きというわけではないのですが、企業・組織という看板が貧弱である現在、弊社に対する信頼性を高めるためには、やはりこういった目に見えるわかりやすい指標も必要なのかなと思います。

また、インストラクションスキルというのは講師でも意外に体系的に学ぶ機会がなくスキルに偏りがあったりする可能性もあると思うのですが、この資格についての学習をする過程で、インストラクターに必要とされるいろいろなスキルへの「気づき」を得ることも多くありそうです。

今すぐ受験!とはいかないかもしれませんが、CompTIAさんのサイトで出題範囲や評価基準などが公開されていますので、まずは自分でこの指標をもとに自分のインストラクションスキルを再評価してみる(ITSSの診断のようなイメージですね)というところからはじめてみようかなと思います。

Essentials資格についてはCBTでも取得可能だそうなので、こちらについては早いうちに検討してみたいですね。

今後、講師業務をする可能性のある方は、知っておいて損はない資格だと思います。

[WordPress][Tips] 自動アップデート機能がうまく動かないとき

弊社のブログはWordPressで作成されています。最近のWordPressは管理画面を表示したときに、アップデートがあれば通知してくれるようになっているんですね。しかも、アップデートを適用したければ、管理画面上でアップデートするボタンをクリックすれば、勝手にアップデートしてくれるのです。ずいぶん、楽になったのですね。

私も、おお、楽でいいなと思い、早速アップデートのボタンをクリックしてみたのですが、なぜか、うまくアップデートすることができませんでした。何事か、接続のための情報を入れよ、という画面になってしまい、何を入れたらいいものか全然わからないのです。

悩んでいたところ、とあるサイトで解決法がわかりましたので、参考までにご紹介します。

2009-06-13 WordPressの自動アップグレードliang’s essay

私の場合、WordPress用のフォルダの所有者をrootにしていたので、Webサーバの実行ユーザ(apache)では、WordPress用のフォルダを書き換えることができなかったのだと思われます。

前のバージョンまでは、管理画面メニューの日本語もところどころ英語混じりだったりしたのですが、アップデートするとほとんどの箇所が日本語にローカライズされていますね。「こんにちは、中越さん!」のかわりに「Howdy,中越!」と表示されていた前バージョンのメッセージも、嫌いではなかったですが。

[Tips] バックアップをそこそこ手軽で安全に持ち歩く

私は決して根が真面目だったり仕事熱心だったりするわけではないのですが、それでも、帰宅後や休日に仕事をしなければいけないときがあります。といっても、会社に行かないとデータがないので、あきらめてしまったり、翌日の早朝に会社に寄って済ませたり、仕方なく出勤したり、そういう対応にならざるを得ませんでした。

世の中、クラウド時代なのだから、電子データなんかクラウドに置いておけばいいではないか、と思われそうですがやはり顧客のデータとかそういうものをクラウドに置くのはどうも抵抗があります。

といって、外部から社内PCに接続できるようにするのも、セキュリティの面でなんとなく心配です。私はセキュリティのプロではないので、にわか仕込みでそういう仕組みを作ると、穴がいっぱいありそうでちょっと怖いんです。

そんなわけで「外部メディアにバックアップを取ってそれを持ち歩く」という方法を考えたのですが、懸念されることがいくつかありました。

  • そもそも、そのメディアを紛失・盗難する危険があるのでクラウドに置くのと一緒では?
  • バックアップは時間がかかるし、定期的に実行しても、最新のデータじゃないことがありえるからイヤ!
  • ハードディスクは耐衝撃性に不安があるので、気軽に持ち歩きたくない!

「紛失・盗難の危険性」に関しては、完全とはいえないものの、データ自体を暗号化することで他人の手に渡ってしまったときにもある程度の安全性を得ることができると思います。

私は普段から、TrueCrypt(Wikipediaによる解説はこちら)という暗号化ソフトを使っています。これは暗号化された仮想のドライブを作ることができるので、他のソフトとの相性が非常に良いのです。しかも、いったんマウントすれば、あとは普通のドライブと同じように使えるので、操作に面倒がありません。

よく、お手軽な暗号化ソフトで「格納したいファイルやフォルダをこのソフトのウィンドウにドラッグアンドドロップすると、暗号化されます」というようなインターフェースのソフトがあるのですが、これだと暗号化したいファイルを毎度毎度手動で移動しないといけないので、自動化などには全く向きませんし、他のソフトと組み合わせるのもほとんど無理と言っていいでしょう。

詳しい使い方は、時間があればまた改めてご説明しますが、TrueCryptを使って、外部メディアに暗号化されたドライブを作ってしまえば、持ち歩くことのリスクを多少低減することができます。もちろん、今日は飲み会だし帰りも遅いので仕事はもうしないだろう、というようなときは、無理に持ち帰らず机のキャビネットにでも入れて帰ればいいので、そういう意味でのリスク低減も必要ですね。

また、TrueCryptはWindows以外(LinuxやMac)にも対応しているので、会社と自宅でOSが違うという人でも使えるのが嬉しいところです。

そして、「バックアップが面倒」な問題に関しては、特定のフォルダを常時監視し、追加・変更・削除などの変化があった瞬間にバックアップを取ってくれるという、なかなか優れもののソフト「Lazulite」というソフトがあります。このソフトを使って、目的のフォルダの内容を、TrueCryptで暗号化されたドライブにバックアップされるように監視する設定にしておけば、特に意識しなくても、常にバックアップ先の状態を最新に保つことができるのです。私はせっかちで、かつ忘れっぽいところがあるので、定期的なバックアップだと時間がかかるのがいやだったり、といって手動でやろうとするとバックアップすること自体を忘れてしまったり、ということがあるのですが、このソフトならばそういう私の性格でも大丈夫です。

そして最後の「ハードディスクの耐衝撃性」ですが、これはさすがにソフトウェアで解決するには限界があります。お手軽なのは、USBメモリですね。私の場合は、まだ使ったことがないという興味もあって、SSD(Solid State Drive)の外部メディアを買ってみました。最近は、こういったメモリ系のデバイスでも、16GBとか32GBとかの大きさのものがお手頃な価格で販売されているので、入手しやすいですね。

この仕組みにしてからは、出社したらSSDを挿してPCを起動し、起動後はTrueCryptのパスワードを入れて暗号化ドライブをマウントするだけで、常時バックアップできるようになりました。帰社時は、特に何も考えずシャットダウンして、SSDを抜いて持ち帰るだけです。

参考になりましたら幸いです。

http://www.truecrypt.org/