[Ruby] 現場の方の体験談を聴きました

このところRubyの話をさっぱりブログに書いておりませんが、久々に。

昨日は、インフルエンザの予防接種の後で、JUAS(社団法人 日本情報システム・ユーザー協会)さん主催のセミナーにて、会社全体でRubyに対し積極的に取り組まれているCTCの大場光一郎さんのお話を聴いてきました。ちなみに大場さんいうところの「9割方スーツ 」の残り1割は私です。

私ごときが講演内容を総括、要約することは無理なので大場さんのサイトでスライドなどご覧いただくとして、個人的に関心をひかれたところをいくつか箇条書きであげてみます。

・「旅スケ」というサイトはRailsで構築されているが、フロントにはFlexを使っている→今日行った別のお客さんの所でもFlex+PHPとかのサイト構築が結構多いとききました。Flexもいい加減勉強しないと。

・Rubyは純国産ということもあり自治体のウケがいい→これもちらほら耳にする内容ですが、やはりそうなのかと納得。

・Railsプロジェクトメンバーの育成には、ソースコードレビュー/ペアプログラミングを推進。でもペアプロは人に見られ続けるので緊張が強いられ疲れるので、常時でなくともよい→XPのプラクティスで、勤務時間は週何時間とかいうのがあったと思いますが、ペアプロと併用すると疲れるから長時間は無理、ってことなのでしょうね。コアな所だけでもペアプロで情報共有すれば効果が大きそうだというのがわかり参考になるとともに、現場的にも導入しやすく現実的な解なのかなと思いました。

・Railsプロジェクトのメンバーの数は、10人でもちょっと多く、6名以下が良さそう、理想は3〜4名?→少数のほうがアジャイルなスタイルのRailsにフィットするというのは実際の現場事例でも裏付けられているようですね。実際にプロジェクトに携わった方のお話なので説得力がありました。逆に素のJavaが大規模に向いてるのかといえば、実際そうでもない気はするのですが、もし大規模でどうしてもRuby、となったときは、StrutsにかぶせるFWのように、Rails+別FWみたいなソリューションが出てくる可能性はあるのだろうか?などと考えてしまいました。

個人的には後半の話(事例や体験談)を詳しくお聞きしたかったところですが、「Ruby/Railsに詳しい方が『Ruby/Railsとは』をどう説明されるか」が聞けたので講師業の参考になるという意味で前半も大変参考になりました。

非常に有意義なセミナーでした。

[Rails][会社] Rails用の開発・運用サーバを構築するなら・・・

先週末、9/13(土)に開催される「Ruby on Railsインストール道場(2) 運用環境構築編」の教材の仕上げ(手順通りにできるか教材内容を最終確認)をしたのですが、Railsの開発、運用サーバを構築するのは意外と面倒だなあと改めて思いました。

例えばCentOS5.2でサーバを構築しようとすると、yumでインストールできるRubyのバージョンが1.8.5だったりして、1.8系の最新バージョンである1.8.6は、別途ダウンロードしてビルドしないといけなかったり、そのビルドにしても、あらかじめいくつかのライブラリをyumで追加インストールしておかないと、CapistranoでデプロイしようとするときにSSHでの接続でエラーになってしまったり、結構知っていないと分からないような、いろんな手順が必要です。

昨今は有志の方がブログで手順を説明してくれていることが多く、そういった情報を集約すれば、なんとかなるケースも多いわけですが(私も色々な方のブログなどを大いに参考にさせていただいています)、いかんせん、試行錯誤が避けられず、思った以上に時間がかかってしまったり、原因不明のエラーなどで結局作業自体を断念してしまったり、ということもまた多いのではないでしょうか。

弊社の「Ruby on Railsインストール道場(2)  運用環境構築編」では、 仮想化ソフトウェア上にセットアップしたCentOS 5.2の上に、Apache、mongrel、MySQLを連携させた運用環境およびSubversionによる開発サーバ環境を構築する手順を、実際にPCを使いながら行っていただくことができます。もちろん、開発環境側からCapistranoを使ってアプリケーションをデプロイするための環境も構築し、実際にデプロイの実演も行っていただけます。お配りする手順書は、必要なソフトウェアのダウンロード手順からインストール手順までをスクリーンショットを豊富に含めて解説した60ページ超の資料となっています。またインストールするアーカイブや、仮想化ソフトウェア用のディスクイメージをDVD-Rに収めたものをお持ち帰りいただけますので、お帰りの後もCentOSサーバマシンを用意しなくとも、Windowsマシン上ですぐに同じ環境を構築して学習することもできます。

今月分はもう受付を閉め切ってしまいましたが、受講したい方がいらっしゃればこのブログにコメントください。なんとかしますので(笑)。
※ コメントは承認制なのですぐに公開されませんので、こちらでコメントを見たら公開はせずにご連絡します。

来月は平日夜間ですが10/6(月)に(1)開発環境構築編、10/7(火)に(2)運用環境構築編が開催されますので、こちらも是非ご検討ください!

[Rails][会社] 「Ruby on Railsインストール道場(1)開発環境構築編」が開催されました!

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本日、「Ruby on Railsインストール道場(1) 開発環境構築編」が開催されました。休日にも関わらずお越しいただいた受講者の皆様、ありがとうございました。

この研修の会場である東宝ビル別館は今回の研修で使ったPCルーム以外にも、多くの会議室があり、休日ということもあってビジネス的なものから、趣味的?な催しものまで、様々なイベントが開催されていました。平日にもよくこの会場を利用していますが、平日とはまた雰囲気が違うものだなあと感じた次第です。

この研修のメインは、名前のとおり「インストール」が中心なのですが、受講者の皆さんにお配りするインストール手順書は、「ITに疎く、ましてやRailsのことなど全然わからない 私の妻でもできたほど」詳しく書かせていただいています。ちょっと詳しすぎたかな、というくらいです。

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今月は、土曜の昼の開催でしたが、来月は平日夜間でも開催の予定です。
ぜひ、弊社コースをご検討ください。(1)開発環境構築編と(2)運用環境構築編を同時にお申込みいただくと、2コース同時割引で受講料金が40%OFFになります!

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また、JavaエンジニアのためのRuby1日入門も、10/1(水)、11/7(金)で開催しますので、こちらもぜひよろしくお願いします!

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[Ruby][会社] 「JavaエンジニアのためのRuby1日入門」9月度開催

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本日、「JavaエンジニアのためのRuby1日入門」9月分が開催されました。オイアクスさんと共催した際の「JavaエンジニアのためのRuby早わかり講座」は持ち時間1.5時間の中でのご説明だったので、どうしても全体的に広く浅くならざるを得なかった面も否めないのですが、「~1日入門」のほうは6時間ありますので、そのあたりもよりじっくりとご説明でき、手を動かしていただく時間も多くとれますので、理解を深めていただきやすいのではないかと思っております。

それにしても、Ruby文法の研修で1日は短いのではないか、と思われるかもしれません。このあたり、弊社もご説明が足りないなと思うところ(会社Webにも今後そういうところを記載していきたいと思います)なのですが、当コースは、Ruby on Railsの習得を見据えたカリキュラムになっていますので、Rubyの文法を全てもれなく網羅する、というよりも、Railsの学習を進めるために必要十分な知識を得ていただく、というのが主目的となっております。

Javaエンジニア・インストラクターだった自分が独学でRailsを勉強した際に、実際に躓いたポイントなども教材内容に反映していますので、JavaエンジニアでRuby/Railsに興味のある方には共感していただきやすいコンテンツになっていると考えています。もしくは、Railsを少し勉強してみたんだけど、文法の違いにとまどってしまって挫折してしまった、というJavaエンジニアの方にもフィットすると思っております。

10/1(水)、11/7(金)も開催予定ですので、是非、ご検討ください。10/1分については、早割適用期間を通常1ヶ月前までのところ、9/15(月)までと大幅延長しておりますので、今ならまだ早割価格適用になりますよ!

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Ruby on Railsインストール道場(1)(2)」もよろしくお願いします。10月は夜間での開催を予定しております。

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[Ruby] まつもとさん撮影会、じゃなかった、まつもとさんの講演に行ってきました

弊社も昨年来大変お世話になっている「三鷹でRuby!」の「聖地」ともいえる三鷹産業プラザで、「Ruby Academy開講記念セミナー」というイベントがあり参加してきました。

まつもとゆきひろさんの講演とトークセッション、そして、聴衆とまつもとさんの写真撮影会まであるというとても素敵なイベントでした。

ということで、私も図々しくもまつもとさんと写真を撮っていただきました。本当は自分のデジカメを持参したのですが、なぜかそのときだけ不調でうまく写っておらず、他の方のデジカメで撮っていただきました(榊さんありがとうございます!)。なので私はさらに図々しくも2度もまつもとさんに横に並んでいただいたのでした・・・。すみません。

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その後、昨年のRuby講師養成講座の受講者の皆さんで、三鷹ICT会員の皆様の懇親会にも参加させていただいて(三鷹ICTの皆様のご厚情に感謝いたします)、ちょっとお酒が入った状態でこのエントリを書いておりますので、何かテンションが変だったら申し訳ありません。

[Ruby] 東京Ruby会議01にエントリしそびれました

当ブログにときどきコメントをいただいているlazyw0rkersさんにせっかく教えていただいたというのに、「東京Ruby会議01」にエントリしそびれてしまいました。今日、メールを見て「はっ」と思ってサイトにアクセスしてみたのですが既に受付は閉め切られておりました。残念です。

でも、明日の「Ruby Academy開講記念セミナー」には参加してきます! まつもとさんはお話しがとても上手な方なので、私としては講師の勉強半分の気分もあったりします。

Ruby on Railsインストール道場(1)(2) を開講します

会社のWebの方にも載せましたが、9月から「Ruby on Railsインストール道場(1)(2)」という新コースを開講します。名前のとおり、インストール手順中心のコースなのですが、たかがインストール、と言ってみても、研修で新たに技術を習ったばかりの方にとっては、開発環境や運用環境の構築は意外とハードルが高いのではないかと思います。以前、弊社の研修を受けられた方の中にも、「今回の研修を受けたので、コードの書き方は理解できたが、自分で研修会場のPCと同じ環境を構築できるかとなると、自信がない」という声が多く聞かれました。ましてや、Railsのような新しい技術に関しては、情報も少なく、ネットで検索して調べただけではよくわからない、そんな方もいらっしゃると思います。

このコースは有料ではありますが、インストールに必要なアーカイブをCD-RやDVD-Rにまとめ、手順書も詳しいものをお付けします。さらに、受講後一定期間は実際にインストールを実施した際の質問にもメールで対応します。もちろん、ご自分のPCを会場にお持ちいただき、その場でご自分のマシンへのインストールにチャレンジしていただくこともできます。

「Railsにチャレンジしてみたいけど、開発環境がうまく作れない」

「Railsのコードは書けるようになったけど、 運用環境はどう作ればいいかわからない」

そんな方におすすめのコースです。ぜひ、ご検討ください。
1ヶ月前までのお申し込みや、リピータの方、2コース同時申し込みの方には割引特典もありますよ!

「JavaエンジニアのためのRuby早わかり講座」第3回が開催されました!

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※今回の共催では弊社備品のビデオカメラにて研修の様子を撮影させていただきました。モニタに映っているのはオイアクスの黒田社長です。

本日、株式会社オイアクスさんとの共催セミナー「JavaエンジニアのためのRuby早わかり講座」の第3回が開催されました。月末のお忙しい時期にも関わらず、ご足労いただいた受講者の皆様、ありがとうございました。今日の講座で、オイアクスさんとの第1回目の共催企画は終了となります。

今回の研修が、Rubyにチャレン ジしてみようとお考えのJavaエンジニアの皆様に「自分にもRubyが出来そうだ」と感じていただくことができれば、そして、その際に今回の講座の内容 が少しでもお役に立てればと考えております。前回の開催の際にも書きましたが、Rubyの利用というと、昨今はRails の活用を前提にしていらっしゃる方が多いと思います。しかしやはりRubyの基礎知識が全くないと、Railsのコードを読み進めるのは難しい のも事実。今回の講座は短時間ということでかなり駆け足な内容ながら、Railsのコードを読んだときに、違和感が少なくなるようなポイント を多く説明するように構成したつもりです。今回の受講者の皆様がRailsの学習に進まれたときに、今回の講座の内容を思い出してその理解の一助にしていただけたら、と考えております。

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※コーディング方法を説明しながら喋る私。決して、疲れて座り込んでしまったわけではありません。

このコースは2時間(ナレッジエックスの持ち時間は1.5時間) でしたが、もっとじっくりコードを書く演習をしたい(夜間コースは短時間ということもあり、じっくり書く、とまでは正直難しいです)、また夜ではなく日中の時間でじっくり 取り組みたい、という方には、7/11(金)、8/4(月)で「JavaエンジニアのためのRuby1日入門」という1日(6時間)コースも開講いたしますので、ぜひ、ご検討いただけますと幸いです。場所は渋谷で、時間は10:00〜17:00となっております。なお8/4(月)に関しては7/4(金)までの申し込みで早割料金が適用されます!詳しくは下記バナーをクリック!bannar_711_305.png

追伸:
終了後のオイアクスさんとの打ち上げで、また共催をやりましょう、という話題で盛り上がりました。ということで、9月頃をめどにまた弊社とオイアクスさんで共催コースを企画したいと思いますので、乞うご期待!

「Ruby on Railsによるアジャイル開発入門」第3回が開催されました!

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本日、先月に引き続いて株式会社オイアクスさんとの共催セミナー「Ruby on Railsによるアジャイル開発入門」第3回が開催されました。今回もたくさんの方にご足労いただき、ありがとうございました。

今回の写真はホワイトボードで説明しているところなんですが、プロジェクターの映像が一部私の顔に映り込んでいて(多分、スライドのヘッダやフッタの部分だと思われます)、スポーツを応援するサポーターのようになっておりますね。

この日は別の研修講師を昼に行なった後でのかけもちだったせいか、あとで写真を見ると若干顔に疲れが出ているものが多かったような気がします。その中でも少しマシなものを選んでみました。

また、このコースでは2時間(ナレッジエックスの持ち時間は30分) ですが、もっとRubyの基礎からじっくりコードを書く演習をしたい、日中の時間でじっくり取り組みたい、というJavaエンジニアの皆様には、7/11(金)、8/4(月)で「JavaエンジニアのためのRuby1日入門」という1日(6時間)コースも開講いたしますので、ぜひ、ご検討いただけますと幸いです。場所は渋谷で、時間は10:00〜17:00となっております。なお8/4(月)に関しては7/4(金)までの申し込みで早割料金が適用されます!詳しくは下記バナーをクリック!

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Rubyは10年前のJava(@IT)

@ITの記事に、こんな見出しがありました。

Rubyは10年前のJava
http://www.atmarkit.co.jp/news/200806/20/ruby.html

これを語っておられるのはイーシーワンの最首社長ですが、私も全く同感です。私が社会人になってJavaの開発業務をするようになった1999年ごろは、 まだアプレットの案件などもあったり、一方でサーブレットを使ったWebアプリが出始めていたりという状況でした。

今でこそ業務システムのインフラとしてのJavaの地位は確固たるものがありますが、そのころのJavaといえば「処理速度が遅い」「安定性がない」「大規模システムの事例がない」など批判的な見方が多かったものです。

しかし処理速度や安定性はJDKのバージョンアップや、商用のWebアプリケーションサーバの登場などで劇的に改善され、大規模システムの事例も大手ベンダーの取り組みによって金融系などの事例も続々と出始めたことで、一気に普及へと進んできました。

Javaが10年前に言われていたことを考えれば、現状のRubyへの不安や批判のほとんどは、解決できる余地が大きいものばかりと言えるでしょう。

個人的には、WebSphere/WebLogicやTomcatのようなアプリケーションサーバのインフラでデファクトなものが整ってくるとかなり普及にも弾みがつくのではと思っています。あとは、大手SIベンダーがRubyにコミットした事例を表に出してくることも重要なのかなと思います。どちらも他力本願ですが・・・。

この記事を見ても、JavaエンジニアがRubyに注目している様子を感じ取ることができますね。

ナレッジエックスでも、微力ではありますがJavaエンジニアの皆様にフォーカスしたRuby入門コース「JavaエンジニアのためのRuby1日入門」を開催しておりますので、ご興味がおありの方は是非ご検討ください。直近の開講日は7/11(金)、8/4(月)となっております。場所は渋谷で、時間は10:00〜17:00となっております。なお8/4(月)に関しては7/4(金)までの申し込みで早割料金が適用されます!詳しくは下記バナーをクリック!

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