Rubyは10年前のJava(@IT)

@ITの記事に、こんな見出しがありました。

Rubyは10年前のJava
http://www.atmarkit.co.jp/news/200806/20/ruby.html

これを語っておられるのはイーシーワンの最首社長ですが、私も全く同感です。私が社会人になってJavaの開発業務をするようになった1999年ごろは、 まだアプレットの案件などもあったり、一方でサーブレットを使ったWebアプリが出始めていたりという状況でした。

今でこそ業務システムのインフラとしてのJavaの地位は確固たるものがありますが、そのころのJavaといえば「処理速度が遅い」「安定性がない」「大規模システムの事例がない」など批判的な見方が多かったものです。

しかし処理速度や安定性はJDKのバージョンアップや、商用のWebアプリケーションサーバの登場などで劇的に改善され、大規模システムの事例も大手ベンダーの取り組みによって金融系などの事例も続々と出始めたことで、一気に普及へと進んできました。

Javaが10年前に言われていたことを考えれば、現状のRubyへの不安や批判のほとんどは、解決できる余地が大きいものばかりと言えるでしょう。

個人的には、WebSphere/WebLogicやTomcatのようなアプリケーションサーバのインフラでデファクトなものが整ってくるとかなり普及にも弾みがつくのではと思っています。あとは、大手SIベンダーがRubyにコミットした事例を表に出してくることも重要なのかなと思います。どちらも他力本願ですが・・・。

この記事を見ても、JavaエンジニアがRubyに注目している様子を感じ取ることができますね。

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「Rubyは10年前のJava(@IT)」への2件のフィードバック

  1. ご無沙汰してます。
    当記事、先日つくばのRuby会議に参加してきて聞いてきました。MRIの賛否や標準規格の流れについて話があがると、10年前のJava、学生時代を思い出します。

    学生当時苦痛だった”Hello World”が、Rubyで実装すると1行で済む点は、何て幸せな言語だと感じます。

  2. lazyw0rkersさん>

    私は残念ながらRuby会議には行けませんでしたが、去年、CTCさんのユーザー会に参加したときに、Javaの著名人たちがこぞってRubyに入れ込んでいる様子を見て、JavaやJ2EEのそれを思い出した記憶があります。

    JavaもRubyも、それぞれの良さを活かして共存共栄していけるといいですね。

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