肩凝りと姿勢

最近、酷い肩凝りに悩まされている私ですが、薬局で塗り薬（アンメルツヨコヨコ）を
買って使用し、だいぶ楽になってきました。

アンメルツと言えば、初めて見たのが今は亡き祖父の家でした。その原体験があった
せいで、私の中ではアンメルツなどの塗り薬は、無意識のうちにお年寄りが使う薬、
というイメージになっていたようで、なんとなく購入には抵抗がありました。

ただもう背に腹は変えられない思いだったので、思い切って買ってしまったわけです。
例によっていちばん安いのがアンメルツだったのでそれにしたのですが。
相変わらずの貧乏症です。

そんなアンメルツのおかげもあってか、肩凝りが少し解消されてきたあるとき、私は
不思議な感覚を覚えました。私はどちらかと言えば姿勢の悪い人間で、昔から猫背
と言われてきました。仕事柄お客様の前に立って話す機会が多く、そのときは少々
無理をして背筋を伸ばしてしゃべっておりましたが、終わると猫背に逆戻り。背筋を
伸ばすのは私にとってはとても疲れる行為なのです。

そんな私が、ふと背筋を伸ばすと、何だかそれまでよりも楽に感じるではありませんか。
むしろ背筋を伸ばしたほうが楽なぐらいなのです。

もしや今までずっと私の姿勢が悪かったのは、全て肩凝りのせいだったのでは？
とすると、私は物心ついた時からずっと慢性的に肩凝りを患っていたのでしょうか。

自分が肩凝りと自覚してからは、風邪でもないのに朝起きるとたまに頭痛がするのも、
肩凝りのひどさに連動していることがわかってきました。

四半世紀近くも、気づかないで過ごしてきたのも我ながら驚きますが、もし気づかず
にこのまま過ごしていたと想像するとこれまた恐ろしくなります。

今思うと、祖父はミシン職人だったので、肩凝りは職業病みたいなものだったのでしょう。
今週末、祖父の墓参りをするので、なんだかよくわかりませんが、因果みたいなもの
を感じた日でした。