[研修][雑記] システム開発の知識は、他の業務でも役に立つ

私は、社会人としてのキャリアは、プログラマからスタートしました。以後、前職を離れるまでの7年ほどのうち、半分ちょっとはシステム開発に関わる仕事をしていました。

システム開発の仕事というのは、それ以外のジャンルではあまり使えない知識と思われそうな気もしますが、特に「開発プロセス」というレベルで見ますと、実はとても応用が効く知識なのではないかと思います。

一つのシステムを作り上げるということは、顧客のニーズをくみ取り、それを自分たちの技術で実現し、品質についても検査した上で、世に送り出す、ということになります。何かの製品やサービスを世の中に出そうとするときにも、この考え方はかなり共通な部分があるのではないかと思います。

この辺の話題は、別のところでまた書きたいと思いますので、そのときにまたこちらでもご報告したいと思います。

[会社][研修][Rails] Ruby on Railsインストール道場(1)が開催されました

送信者 Knowledge-ex. Blog

本日、「Ruby on Railsインストール道場(1)開発環境構築編」が開催されました。

今回は実際にインストールにチャレンジされて、かなり苦労したという方がいらっしゃっいました。配布された手順書の通りにすんなりインストールされる様子を体験されて「知識もない状態で闇雲に悩んで時間ばかりかかるよりも、こういう研修で経験者に教えて頂く方がずっと効率的」というようなことを言っていただきました。

今回から、対象プロダクトのバージョンをNetBeans6.7.1/Ruby on Rails 2.3.4にあげたのですが、Rails2.3.4を入れるにはgemコマンドのバージョンが一定以上でないといけなかったり、NetBeansにしてもデフォルトでJRubyやらGlassFishやらが入ってしまうと、ネットで調べた通常のRails環境のやり方ができなかったりと、意外と面倒なものです。

インストールの仕方なんてネットで調べればすぐわかるのに・・・とはよく言われることですが、実は初学者の方が一番つまずきやすく、挫折に繋がってしまいやすいのもまた環境構築(インストール)だったりもするわけです。

これからRailsを始めようとしていて、環境構築でお悩みの方は是非当コースをご検討ください。また、Linuxサーバへの運用環境構築については「Ruby on Railsインストール道場(2)運用環境構築編」で扱いますので、こちらもあわせてご検討ください。

あ・・・写真はですね「講師席にスピーカーをつけました」というお知らせなんですが、以前に受講頂いた方の感想で、休憩時間にBGMを流してほしいというご要望がありましたので、9月からPCにスピーカーをつないでクラシック音楽をかけるようにしました。

あと、写真には写っていませんが、インフルエンザの流行が気になる昨今、弊社では会場設置当時から空気清浄機を導入して、清潔環境に努めております。手指消毒ジェル、うがい薬、予備マスクも完備です。安心してお越しください。

[研修][雑記] 東部技校さんのお昼事情

9月から今月まで月1回(2日間ずつ)、神奈川県立東部総合職業技術校(以下、東部技校)さんに研修でおじゃましているのですが、東部技校さんはJR鶴見線の安善駅徒歩1分という「駅近」な立地です。私は大田区で蒲田駅まですぐに出られるので、通うのも結構近くて助かっています。

しかしながらひとつ難点をあげるとすれば、食事の場所が少ないことです。構内に無人コンビニがあり、昼には仕出し弁当屋さんも来てくれる(しかも日替わり400円と安い!)ので、これらに無事にありつければ、全然問題がないのですが、これを逃してしまったときは、ほとんど他の選択肢がないという状況です。

あるとき、どういうわけか普通にお昼休みに売店スペースに行ったら、仕出し弁当が売り切れているときがあり、あまりまともな食事ができなかったときがありました。

これに懲りて、今月は12時よりちょっとだけ早くお昼休みを取るように調整させて頂きました。講師の特権というやつですね。まあ私だけではなく、受講者の皆さんも、周辺のお店事情などはわからない方ばかり(ほとんど全員が、この研修で初めて東部技校さんにくる方なのです)なので、いざ、食事が買えないとなるとかなり辛いですので、多少大目に見てもらえれば、と思っています。

[会社][研修] Visual C++入門講座

今日、明日の2日間、神奈川県立東部総合職業技術校(以下、東部技校)さんにて、社会人向けのVisual C++入門研修の講師を務めます。

東部技校さんといえば、先々月、先月の今頃も研修をしておりまして、

[会社][研修][Java][フリー教材] 背後から講義をする研修

[会社][研修] 今月も背後から講義をしています

というタイトルのエントリをあげています。で、今月もやはり同じ教室で講義をしましたので、やっぱり背後から講義をしています。

以前からこのブログをお読み頂いている方は、ナレッジエックスはC++の研修もやるのか?と思われたかもしれませんね。正直、MS系の言語については、Java系と比べると実務経験等の面でやはり少ないところもあるのですが、学生時代の前半はもっぱらCでプログラムを書いていたこともありますし、対応できる研修の幅を広げるという意味で、今回、少々無理を言って担当させて頂きました。

もちろん、経験は少なめでも、準備はしっかり行っていますので、受講者の皆さんにはご満足頂ける内容をご提供したいと思っています。

ただ、あまりJava/C++/C#などの研修をいろいろやりすぎると、頭の切り替えがついていかなくなるかもしれないですね(笑) 研修の準備をしているときに、なぜこのクラスが呼び出せないのか?と思っていたら、includeを書き忘れただけだったとかいうことがあったのですが、Javaの場合はincludeという概念自体がないので、パスの通った場所にクラスが置いてあれば、何もしなくてもごく当たり前に使えてしまうのです。そういった頭の切り替えがちょっと大変だなと、準備をしていて思いました。

[会社][研修][Rails] 研修コンテンツの改訂

来月、再来月と、弊社「Ruby on Railsインストール道場(1)開発環境構築編」と「Ruby on Railsインストール道場(2)運用環境構築編」が開催されますが、このコースはもともと昨年の夏から開始したものです。たったの1年ちょっとではありますが、Railsやその周辺ツールのバージョンもかなり上がっています。ということで、研修コンテンツも改訂に着手しています。

これらのコースの場合、インストール手順書がかなり充実している(細かな説明とインストール時の豊富なスクリーンショット)ため、ツール類のバージョンが上がりますと、説明文もさることながら、インストール時の画面のスクリーンショットもほとんど全て取り直しになります。「開発環境構築編」のほうは、ほぼ取り終わったのですが、数えてみますと、スクリーンショットの枚数は100枚を超えていました。

主に「開発環境構築編」では、Railsのバージョンアップ(2.3.4対応)と、NetBeansのバージョンアップ(6.7.1対応)が大きいところです。「運用環境構築編」では、Capistranoのバージョンアップ対応が大きいと予想しています。

なるべく新しい環境でインストール方法を知りたい方は、是非、これらのコース受講もご検討下さい!

[会社][研修][Rails] 今日からRails研修講師です

今日から3日間、Rails研修の講師です。ちょっとしたことではありますが、今回の会場は自宅から近く、朝の時間に若干余裕があるのが、嬉しいポイントだったりします。

思えばRailsの研修講師を最初にさせていただいたときは、Railsのバージョンは1.2くらいだったような気がしますが、今回の研修のバージョンは2.3.3です。かなり、仕様がかわっているところもありますが、意外と大筋ではかわっていないという感じもします。

あまりにも変化が大きすぎると、研修講師の準備も大変なのですが、この研修の場合、昨年の冬に2.1(だったかな?)で一度実施したことがあるため、基本的にはそのときとの差分で内容確認するだけでよい感じでした。

ただ前回は後半の内容のコーディングがヘビーで、時間をかなり超過してしまったという反省があるので、ここを上手くコントロールしていけるように気をつけたいと思っています。

Rails研修に関しては、弊社でも「Ruby on Railsインストール道場(1)開発環境構築編」「Ruby on Railsインストール道場(2)運用環境構築編」というコースも開催していますので、是非、ご検討下さい。

[会社][研修] 閑散期のお仕事

IT研修講師という業種は季節労働者のようなもの、と@ITのエンジニアライフでも書いたことがありますが、弊社も創業以来数年、そういう状態が続いています。春~夏の売上ボリュームが、1年を通じての売上の結構な割合を占めています。4~9月の売上額が、それ以外の6ヶ月の2倍あった年もありました。

つまり、今の時期というのは閑散期真っ只中なのですが、そんな時期の貴重なお仕事というのが、研修教材の作成や改訂のお手伝いです。業界全体が春~夏で忙しく稼働しているので、どうしてもそういった作業は秋~冬になってしまうんですね。また、春~夏で実施した結果を踏まえて、改訂するということもあるので、この時期になるというのもあります。

今日はそんな研修教材の改訂のお手伝いの話で、とあるお客様のところへ行ってきました。

教材の改訂といっても、ただ誤字脱字を直すとかそういう単純なものではないので、ご依頼いただけるということは、ある程度弊社の講師スキルをご評価いただけているということだと思っています。

ありがたいことです。

[会社][研修][Rails] 研修準備

来週、とあるお客様先でRailsの研修があります。だいたいの内容は昨年も同じ教材を使っているので、把握できているのですが、対象バージョンが2.3.3に上がっていることと、IDEがNetBeansに変更となっています。そのため、今日は変更内容を確認していく作業を実施しました。

幸いにして、NetBeansは普段からRailsの開発で使っています(Railsインストール道場でもNetBeansをベースに解説しています)ので、この点に関してはさほど苦労なく進めることができました。ただし、多くの機能はNetBeansの機能ではなく、コマンドベースで済ませてしまっているものも多いので、改めてNetBeans上のメニューで確認するところもいくつかありました。

Railsのバージョンが上がったことによる差異は、この研修教材の内容に関しては、さほど見られなかったようです。

とはいっても、内容が改訂されてからは初物であることには変わりないので、抜かりなく準備を進めたいと思います。

[研修] CompTIA CTT+についての紹介セミナー

今日、以前からお付き合いのあるお取引先から紹介されまして、標題のようなセミナーに参加してきました。

CompTIA CTT+というのはインストラクターのスキルを認定する資格です。正直なところ、こういった資格が存在していること自体をこのセミナーを紹介されて初めて知ったのですが、こういったニュートラルな資格制度(~社認定インストラクター、ではないという意味で)があるのはいいなぁと感じました。

私自身は、正直なところ資格的なものはあまり好きというわけではないのですが、企業・組織という看板が貧弱である現在、弊社に対する信頼性を高めるためには、やはりこういった目に見えるわかりやすい指標も必要なのかなと思います。

また、インストラクションスキルというのは講師でも意外に体系的に学ぶ機会がなくスキルに偏りがあったりする可能性もあると思うのですが、この資格についての学習をする過程で、インストラクターに必要とされるいろいろなスキルへの「気づき」を得ることも多くありそうです。

今すぐ受験!とはいかないかもしれませんが、CompTIAさんのサイトで出題範囲や評価基準などが公開されていますので、まずは自分でこの指標をもとに自分のインストラクションスキルを再評価してみる(ITSSの診断のようなイメージですね)というところからはじめてみようかなと思います。

Essentials資格についてはCBTでも取得可能だそうなので、こちらについては早いうちに検討してみたいですね。

今後、講師業務をする可能性のある方は、知っておいて損はない資格だと思います。

[Java][研修] 例外処理の設計って、意外と抜けたりしませんか

弊社でご提供しているJavaの研修サービスや教材は、どれも入門編的スタンスの内容のものが多いです。いきなり上級編のコンテンツから整備していく、という戦略もありえるのかもしれませんが、やはり商売として入門編の内容はニーズの裾野が広い(必要とするお客様が多い)ので、どうしてもそこから揃えて行くという方向性になりました。

ですので、弊社もこのままずっと入門編コンテンツだけでサービス提供をしていこうと考えているわけではありません。Javaに関しては入門的なコンテンツの整備はだいぶ進んできましたので、少しずつ、上のレベルのコンテンツにも着手していきたいと考えています。

その中のひとつが、「例外処理にフォーカスした研修」です。

もちろん、例外処理の文法的な要素については、基礎の研修でも扱っているわけですが、ここで考えているのは「例外処理のコードをどう書くか」ではなく、例外処理を含めたプログラムをどう設計するか、というテーマです。

例えばあるAPIを利用する場合、目的のメソッドにthrows節が定義されているとき、クライアントクラスでこのメソッド呼び出しをする際にできることは大きく2つあります。ひとつは、try〜catch節を記述して例外を捕捉できるようにすること。もうひとつは、try〜catchは使わず、クライアントクラス側のメソッドにthrows節を定義することです。もちろんこれは文法的にはそういう選択肢が出てくるわけですが、では実際、どちらの選択をすべきなのか?

これは、例外処理についての設計をあらかじめしておかないといけないわけですね。クラスの設計時に、メソッドの引数、戻り値だけ決めていて、例外をどうするかは、コードを書いてみてから考えよう、のようにしてしまうと、プログラマによって同じような例外の処理に対しても対処の内容がまちまちになってしまったり、「とりあえずコンパイルが通ればいいや」的な対処の不完全なコードができてしまいがちです。

そういったことを事前にどう設計しておくか、というようなポイントを整理できるようなコースを考えています。

まだ、いつから開講します、ということが言える段階ではないのですが、ご興味のありますかたは、是非、ご検討の選択肢の一つに入れておいていただければ幸いです。早く開講して欲しい!というコメントが多ければ、開講が早まるかもしれません(笑)