東京国際自転車展2006に行ってきました

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予告通り、東京国際自転車展2006に行って参りました。

撮った写真などは後半でご覧いただくとしまして、まず、全体の感想をひとことで述べますと、「去年までとかなり変わっている」ということになると思います。

<密度が低い>

まず、入ってすぐに感じたことが、「あれ、密度が低い?」ということです。

アトリウム(エントランスホール)が、一社提供の自転車の展示だけになっていました。
去年までは、いくつかの会社や団体の展示や、ステージ、JDか何かの試乗スペースになっていたはずですが、全く様変わりしています。一社でそのスペースを借り切っているせいか、スタッフが少ない印象で、人の気配や熱気が伝わりにくい感じでした。

で、ブース展示の方へ入ってみると、その傾向がさらに顕著に。
明らかに、ブースとブースの間が、広くなっているような気がするのです。
直前にCYCLE MODEを見ているので、そことの比較になっているかもしれませんが、それでも去年よりも密度が低い印象です。

歩きやすい、という意味ではいい傾向なのですが・・・。

その印象に拍車をかけるのが、イベントスペースや試乗コーナーがブース展示のスペースの4分の1くらいを占めていたことです。ちなみに試乗コーナーが屋内に移動したため、屋外での展示(グッズやパーツの販売スペース)はなくなっていました。

<誰が聴くの?そのライブ?>

私が行ったときは、たまたまそうだっただけなのかもしれませんが、イベントスペースでは、ヒップホップのラッパー?のライブステージが延々と続いておりました。
別にアーティストの批評をするつもりは毛頭無いのですが、自転車のイベントで、大音量でヒップホップのステージをやったところで、興味持つ人いるんでしょうか・・・?
ステージ近くに行ってみると、明らかにそのアーティストの身内もしくはファンと思しき人が十数人いるだけ、という感じでした。去年までもこういうアーティストのライブがあったのかよくわかりませんが、ちょっと理解に苦しむ感じです。

<残念賞がない?>

東京国際自転車展の隠れた?楽しみといえば、ブースの合間に隠されたスタンプを探す、スタンプラリーがあります。今年もスタンプラリーは健在でした。健在でしたが・・・スタンプの数が去年は6~7個あったはずなのですが、今年は4個になっていました。しかも去年はスタンプの場所を探すのが結構大変だった(ちょっとわかりにくすぎたぐらい?)のですが、今年は端から順に歩いていけばすぐに発見できるような場所に置かれていて、ちょっと寂しくもありました。

で、スタンプを集めるとガラガラ(福引きのアレです)が回せるわけですが、私も奥さんも残念ながらハズレ。「すみません、ハズレです・・・」と言われ、2~3秒の沈黙がありました。そこで気がついたのです、「あ、ハズレは何もないのか」と。そうなのです。去年までは外れても「色鉛筆」(なぜ色鉛筆なのかは不明ですが)がもらえたのです。残念賞というやつですね。今年はそれもナシというのが、なんだか象徴的な感じでした。

<新しい試みも>

前述のライブステージなんかも、新しい試みに入るわけですが、それ以外のものとしては、「アーバンスタイルゾーン」「ニュージェネレーションエリア」など、テーマ別の展示を多く取り入れていたことが目を引きました。特に「ニュージェネレーションエリア」の「カスタムバイクコレクション」では、メーカーの展示だけではなく、ショップ単位での展示になっており、カスタマイズに興味のある人には面白い内容になっていたと思います。ちなみに私は去年ここの展示でSpeedDriveを知り、その後購入しました。

また、今回は午後から行ったので既に応募が締め切られていて体験できませんでしたが「お台場サイクリングツアー」という、試乗コースではなく、実際のお台場を自転車で試乗できるという企画も新たに取り入れられていました。

<まとめ>

やはりCYCLE MODEという対抗イベントが出てきたせいか、試乗に関してもよりスケールの大きい「お台場サイクリングツアー」などを始めたり、試乗スペースを屋内に持ってきたりと、なんとなく意識しているな、という感じを非常に強く受けました。確かに、私も過去のアンケートなんかで、「試乗をもっと充実して欲しい」とよく書いていた気もするので、そういう意味ではニーズに合わせた進化なのでしょう。

しかしながら、CYCLE MODEがあれだけ「試乗」に傾注したスタイルにしてしまっていることもあり、一般参加者としてはやはり2つのイベントの棲み分けを強く求めたいところです。

CYCLE MODEは試乗に力を入れている分、「見る」という部分でちょっと物足りないところがあったのは事実です(ブースで見たいと思った自転車が試乗に持って行かれて見られなかったとか、そういうのがありましたので)。だからこそ、東京国際自転車展には「見る」部分のさらなる充実を求めたかったのですが、もしかすると、それは両方の展示会に行くような物好きな参加者の勝手な言い分なのかもしれません。

規模を広げるための健全な意味での競争はいいと思うのですが、少ないパイを奪い合って共倒れになるような状態にはならないで欲しいというのが、ファンの願いです。

<その他写真など>

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同じ日に開催されていた農林水産省主催の「実りのフェスティバル」。要は、全国物産展+αなんですが、実は自転車展の後にこっちも行ってきました。自転車展と比べ、来客の年齢層が若干高めでしたが、こちらは展示即売が中心なので、熱気が凄かったです。日本はどこへ行ってもおいしいものがたくさんあっていいですね~。

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アトリウムの様子

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今年の展示会で結構目に付いた「HANDYBIKE」タイプの自転車(1)

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Tartaruga Type-S。Tartarugaは他のモデルもそうですが、デザインがホントにいいですよね~。欲しい!

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サイクルハウスしぶやさんの展示。SpeedDriveはマジでいいですよ!

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HANDYBIKEタイプその2。

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CYCLE MODEがレースクイーン風なら、自転車展はメイド風?う~ん、マニアック・・・。

写真についてはまだあるのですが、とりあえずはここまで。
もし、時間が許せば別エントリで上げますので。

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