[会社][研修] ナレッジエックスの研修の特徴ってなんですか?

先週のエントリ、

[会社] ナレッジエックスは個人向けの研修会社なんですよね?

にあるとおり、弊社の研修サービスは主に法人向けに設計されています。

何をもって法人向けと言っているのか、それは学術的(アカデミック)な教育と対比するとわかりやすいと思います。

例えばJavaの教育を実施すると考えてみましょう。

学術的な教育では、おそらくJavaの文法や主要なAPIで、現在定められているものをすべて網羅しようとするでしょう。それは、おそらくJavaについて深く知ることが目的だからです。

ナレッジエックスの場合、すべてを網羅しようとしません。端的な例としては、スレッドプログラミングはナレッジエックスのJava基礎研修では扱いません。なぜでしょうか?

理由の一つめとしては、ナレッジエックスの教育は「現場で即使える」スキルの習得を明確にゴールに定め、カリキュラムを策定しています。もちろん、ここでいう「現場」がどこなのかによってそこは変わりますが、現在の開発においてJavaを適用するジャンルといえばその多くが「Webアプリケーション」になるはずです。つまりナレッジエックスのJava教育は「Webアプリケーション開発エンジニア」として即使えるスキルを習得するためのカリキュラムということになります。

ではWebアプリケーションにおいてスレッドが使われていないのかといえば、もちろん、内部的には使われています。サーブレットはマルチスレッド実行をサポートしています。しかし、実際にWebアプリケーションを作るプログラマがスレッドプログラミングをするのかといえば、マルチスレッド実行はWebコンテナ(Tomcatなど)が管理しているわけですから、プログラマは直接的にはスレッド関連のAPIを使う必要がないわけです。

理由の二つめは、エンジニアがスキルアップに使える時間には限りがあるということです。理想を言えば、スレッドプログラミングのAPIまで扱い、スレッドの概念について「知らないよりは、知っていたほうがいい」と弊社も思います。しかしながら、忙しいエンジニアの皆様にとっては現場を離れて研修に参加する時間は限られています。そのため、「知らないよりは、知っていたほうがいい」スキルは、カリキュラムからはなるべく省くようにしています。

「最小の研修時間で、現場で役立つ最大の効率を」

ナレッジエックスの研修の特徴を短く表すとしたら、そういうことになるでしょうか。

詳しくは、「Java研修」「Ruby研修」などのページもご覧ください。

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