納税や社会保険や年金

サラリーマンであろうが個人事業主であろうが会社役員であろうが、誰もがしているであろう納税と年金の支払いですが、会社を辞めて、自分で会社を設立して、初めて知ること、実感することもいろいろあります。

まずは納税です。

私の場合、今年の2月に前の会社を辞めているので、住民税は自分で払わねばなりません。いま現在は会社で役員報酬を支払っているので、そのうち会社で天引きして払うようになるのだと思いますが、先日、今年の分の納付書が家に届いたので、役所で納付して参りました。

塵も積もればなんとか、とは申しますが、私の場合、なんと1年間で払う住民税は、給与1ヶ月分にも匹敵しようかという額なのでした・・・。

とはいえ、払わないわけにもいかないので(特に、私の入居しているオフィスは大田区の関連施設なので、納税を滞納すると洒落にならないのです)、払ってきたわけですが、なんともずっしりくる金額でした。

銀行で引き落としにすると、払っている実感がわかないから、現金で自分で払いに行く、という人がいますが、その気持ちがかなりわかったような気がしました。

そして、社員一人で経理も自分でやらないといけない弊社の場合、給与から支払う源泉所得税も自分で納めに行かなければなりません。自分の場合配偶者がいるのでそれでもまだ少し軽いのですが、これも自分で納めに行くと結構な金額であることが実感できます。

最初に就職して以来、今までで初めて自分の給与から、社会保険料、厚生年金、源泉所得税まで計算したわけですが、こんなに引かれているとは・・・

頭ではわかってはいましたが、サラリーマンのときは、給与明細を受け取ったところで、「どうせそんなこと考えたって、給料が増えるわけじゃなし、手取りがいくらかだけ見とけばいいや」と思っていました。

でも、今度は折半される保険料、年金の支払いを負担する側(=事業主)でもあるので、予算のかねあいなども考えると保険料や年金がいくらなのかはかなり気になるところです。

正直許されるなら自分の給料をできるだけ多くしたいところですが、そうすると保険料と年金の負担額も増えてしまうので、なかなか当初思っていたようにはいかないのでした・・・。

そして年金。

無知な私は、結婚すると妻(配偶者=被扶養者)の年金受給資格が変わり、妻は夫(扶養者=自分)の年金負担で一緒に自分の分も払ったことになる、ということをまるで知りませんでした。

なので結婚した後も妻は普通に年金を払わないといけない身分のままだったのです。

先日、会社から給与を支払うために社会保険事務所に出向き、手続きをしてもらったときにそのことが発覚。事務所の担当者の方に丁寧に説明してもらい、今からでも(過去2年以内ならば)手続きすれば、結婚後の妻の年金負担はなかったことにできる(被扶養者だから)と聞き、後日手続きに行くことになりました。

それ以外にも、会社を辞めるとその時点で厚生年金から国民年金に切り替わる(切り替え手続きは自分でする)、なんていうごくごく基本的な事実も恥ずかしながら知りませんでした。

私の場合、もしかすると会社を辞めていなかったら、ずっと知らないままだったかもしれません。
妻は私が退職するまでずっと年金未納扱いで年金がもらえない、なんていう可能性もあったのかも・・・と思うとちょっとぞっとします。

独立して自分でやってみることで、勉強になることがまだまだあるみたいです。

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