法務局というところへ行ってきた

退職後は、有限会社の登記をしようと思っている私。

会社の商号にすでに類似があってはいけないので、類似商号の調査というの
をしに、管轄の法務局へ行ってきた。「ほうむきょく」なんていうところに行くのは
もちろん生まれて初めてである。

私の場合、大田区在住なので、最寄の法務局は城南出張所というところ
になる。どうでも良いことだがこのページ、住所やら地図やらの記載がすべて
画像になっているらしく、アドレス帳にコピーペーストしようとしてもできなかった。
HTMLでレイアウトをいろいろするのが面倒くさかったのだろうけど、そりゃないよなぁ
と思えなくもない。

あと、去年大田区に引っ越してきて、このあたりのことを「城南」と呼ぶ習慣がある
のだということを初めて知った。

実際、大田区といってもけっこう広いので、羽田空港とか田園調布とかにあったら
面倒くさいなあと思っていたが、実はウチ(千鳥町)からだと自転車でいける場所
(とはいっても私にとっては浦安でもお花茶屋でも自転車で行ける場所ということに
なるが、まぁ一般的な範囲でという意味)にあることがわかり、ほっと一安心。

ということで残り少ない会社員生活の特権、有給休暇を取って早速法務局に出向く。
もちろん、自転車で。

公共機関だからよもや駐輪場がないわけはないのだが、ちょっとだけ心配であった。
裏手に小さいながらちゃんと駐輪場があった。
そして、法務局の周辺には5件ほど行政書士(司法書士だっけ)の事務所が乱立。
なるほど、これはパスポートの発行所の隣に証明写真屋さんがあるのと同じ原理。

城南出張所の建物は結構新しくて立派。
そして、自分が31年以上一度も行ったことのない施設に、結構人の出入りが多い
のに驚く。背広の人もいるが、圧倒的多数がそこらのおばちゃんみたいな風体の
人たち。この人たちはいったい何しに来てるんだろう?まぁ、私もそこらのフリーター
みたいな風体ではあるので、大差ないのだが。

今日は類似商号調査だけなんで、別にまだ関係ないのだが、会社登記の入門書(?)
なんかを読むと、収入印紙は法務局の中では売ってない的なことが書いてあるのだが、
城南出張所では2階に売ってるみたいです。豆情報。

類似商号調査(登記関係の手続き)は3階で出来る。
早速3階に上がって類似商号調査の申し込み。
はいじゃあこちらで、と指差された向こうに、大学の図書館のような書架が並ぶ大きな
部屋がある。なるほど商号調査でもこんなに調べないといけないのかと入っていくと、
局の人に呼び止められる。「そっちじゃなくてそこです」
指差された先は、パーティションで仕切られた狭いスペースに机と椅子がいくつか
並んでいる場所。商号の書類なんてどこにあるんだと思ったら、パーティションの
影にこぢんまりと並んでいた。なんだ、これしかないのか・・・。というような量。

机に座ってよく見ると、座るときはこちら向き(フロアの奥に向かって座る)に座って
くださいという指示と、この場所では携帯電話を使わないでくださいという指示が
机に張られていた。座る向きの指定ってなんなんだろ?まぁ、携帯電話で外と話が
出来たら、書類で申し出する意味がないから(電話で確認しながら、外とやりとり
すれば、申し出た人と全然関係ない人でも商号の確認が出来る)、なんとなく
わからないでもないが。

とりあえずざっと見た感じでは、類似商号はなさそうな雰囲気。
しかし、このIT時代に、商号の調査が紙の書類ってどういうことなんだ?

ナレッジ商事とか登記するときに、アレッジ商事とかカレッジ商事いう会社があって
も、類似とはみなさないのだろうか?本によれば「トゥデイ商事」と「ツデイ商事」は
類似と判断されるとあるので、それが本当ならアイウエオ順でならんでいる帳簿
からそれを探すのに、ア行の会社とかカ行の会社とか全部調べるのか?という
ことになる。イマドキの感覚だと「レッジ」で部分一致検索とかできてパッと該当あり
なしがわかる、っていうのが当然な気がするのだが・・・。
いかにもアナログだよなあ、日本の官公庁。
確定申告とかで、電子化をがんばっているのは認めるんだけど・・・。

まぁ、同一商号でも事業目的が違えばOKらしいので(実際その帳簿にも同じ名前
の会社はたくさん登記されていた)、とりあえず同一商号がないだけでも良しとしよう。

ということで、局員さんに一声かけて法務局をあとにする。

あとで、登記書類をついでにもらってくるつもりだったのに忘れていたことに気づいた。
類似商号調査はもう一度来るつもりだったので、そのときにもらおう。
あと、事業目的の適格性も、一応法務局でお墨付きをもらったほうがいいとどっかの
Webに書いてあったので、それも次回の訪問時に。

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