[Java][Tips] プロパティファイルのUnicodeエスケープをEclipse上で行う

Strutsを使う場合、プロパティファイルの内容をUnicodeエスケープしなければいけないことが多くありますが、せっかくEclipseを使っていても、native2asciiコマンドだけはコマンドプロンプトで実行している・・・という方がいらっしゃるかもしれません。

実は、Eclipseには外部コマンドを実行するためのメニューが用意されています。以下、Windowsの場合を例にご説明します。

まず、メニューから「実行」→「外部ツール」→「外部ツールの構成」を選びます。

送信者 Knowledge-ex. Blog

すると「外部ツール構成」ダイアログが出ますので、左のツリーから「プログラム」を選び、その上にある「新規の起動構成」ボタンをクリックします。

送信者 Knowledge-ex. Blog

「新規構成」という名前の設定画面が右側に出てきます。名前は任意なのでわかりやすい名称(「native2ascii」とか)に変更しても良いでしょう。

次に「メイン」タブの「ロケーション」を設定します。すぐ下にある「ファイル・システムの参照」ボタンをクリックし、JDKのbinディレクトリ(通常は、「C:\Program Files\Java\jdk1.x.x\bin」あたりです)に含まれている「native2ascii.exe」を選択してください。

続いて、「作業ディレクトリー」を設定します。今度は、すぐ下にある「ワークスペースの参照」ボタンをクリックし、 プロジェクト内でプロパティファイル(変換前のもの)が入っている場所を選択します。

そして「引数」のところに、プロパティファイル名(変換前のもの)を記入します。

送信者 Knowledge-ex. Blog

まず、ここまでで、動作を確認してみましょう。 「適用」ボタンをクリックして内容を確定し、続いて「実行」ボタンをクリックします。すると、コンソールウィンドウに、変換結果が表示されます。

送信者 Knowledge-ex. Blog

ここまでがうまくいきましたら、 この結果をファイルに保存できるように設定をさらに変更します。準備として、出力先のファイル(変換後のファイル。拡張子が.propertiesのもの)を作成しておいてください。内容は空でかまいません。

では、再び「外部ツール構成」ダイアログを表示させます。右側の設定画面から「共通」タブを選択してください。

この中の「標準入出力」にある「ファイル」にチェックし、すぐ下にある「ワークスペース」ボタンをクリックしてください。ここで、先ほど作成しておいた自分のプロジェクトの出力先ファイルを選択します。

送信者 Knowledge-ex. Blog

すると、次回からは変換内容がファイルに書き込まれるようになります。

外部ツールの実行はメニューだけでなく、ボタンバーからも選択可能です。

送信者 Knowledge-ex. Blog