激安のお弁当

先週の水曜から今日まで、同じビルに講師として通っていましたが、このビルはいわゆる「オフィス街」にあります。

昼時ともなると、どの店も人でいっぱいのため、なかなか外食もままならない状況です。このビルに元々勤めている方なら、比較的好いている穴場スポットを知っていると思うのですが、私は残念ながら穴場を知りません。さらに私の場合、講師としてそこへ行っているため、時間通りに戻れないというリスクは避けなければならず、必然的に弁当を買ってくることになります。

近くにテレビ局などがあったりするいかにも高級なオフィス街ですから、弁当もさぞや高額なのだろうと思ったのですが、偶然にも穴場的な弁当屋を発見してしまいました。2種類の日替わり弁当が、なんと300円と500円という、場所を考えるとあり得ないような激安価格なのです。

あの場所代の高そうなエリアで商売するのに、単価が300円ではペイしないと思われるのですが、どういうビジネスモデルなのでしょうか。弁当を食べつつそんなことを考えてしまいました。

素人である私のありがちな予想は、500円の弁当の利幅を大きく設定しておき、300円という刺激的な価格で集客しつつ、その中の一定割合の客を500円の弁当に誘導するというモデルです。

実際、何も知らない私が最初に店に行ったときには値段をよく見ないで500円の弁当を選びました。値段を告げられて、「あ!こっちじゃなかった」と思うのですが、同時に「500円でも十分安いし、こっちの方がおいしそうだからいいや」と思いそのまま買ってしまいました。

次からは、300円の方を買う、と決めて買いに行っているので、私の場合そういうことにはなっていませんが、きっとここをひいきにして通っているお客さんだと、たまには500円のにしよう、と思うこともあるはずです。

実際はどうなのでしょう。興味あるところです。