SUSE Linux 10.0 で Apache + Tomcatの連携

Apache + Tomcatの連携なんて、かなりありふれたテーマなんですが、
連携に利用する「mod_jk」モジュールには「mod_jk」(バージョン1.x)と
「mod_jk2」(バージョン2.x)というのがあります。

普通に考えればバージョンの新しい「mod_jk2」を使うのかと思いきや、
実は「mod_jk2」はサポート対象外になってしまっており、あまり使わないほう
がよい、ということがあり、これまたネットで情報収集される方には混乱
のもとになっているかもしれませんので、私なりに手順を書いてみます。

タイトルの通り、SUSE Linux 10.0(製品版)を対象にしており、コンパイルは
なるべくしない手順にしております。

(1) (まだの方は)YaST で Apache と Tomcat をインストール
(2) YaST で mod_jk_ap20 をインストール(このmod_jkは1.x系です)
(3) /etc/apache2/default_server.confを編集

# mod_jk
LoadModule jk_module /usr/lib/apache2/mod_jk.so
Include /etc/tomcat5/base/jk/mod_jk.conf

を追加。

(4) /etc/tomcat5/base/jk/workers.properties を新規作成

worker.list=tomcat1
worker.tomcat1.type=ajp13
worker.tomcat1.host=localhost
worker.tomcat1.port=8009

(5) /etc/tomcat5/base/jk/mod_jk.conf を新規作成

JkWorkersFile /etc/tomcat5/base/jk/workers.properties
JkLogFile /srv/www/tomcat5/base/logs/mod_jk.log
JkLogLevel info
JkMount /[連携したいTomcatアプリのContextPath] tomcat1
JkMount /[連携したいTomcatアプリのContextPath]/* tomcat1

以上

で、この記述はSUSEでYaSTを使ってインストールした場合を前提にしているので、
直接アーカイブからインストールされた方、ソースからビルドしてインストールされた
方は、ディレクトリ構成が違うと思われますので、以下のように読み替えをしてください。

/etc/apache2/default_server.conf → Apacheインストールディレクトリ/conf/httpd.conf
/usr/lib/apache2/mod_jk.so → Apacheインストールディレクトリ/modules/mod_jk.so
/etc/tomcat5/baseディレクトリ → Tomcatインストールディレクトリ/conf
/srv/www/tomcat5/base/logsディレクトリ → Tomcatインストールディレクトリ/logs

と、ここまで書いたところで、
/usr/share/doc/packages/mod_jk-ap20/README.SUSE
にmod_jkのセッティングに関するドキュメントがあるのを発見しました。
こちらも参考にしてみてください。

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